お知らせ

刺さない、小児鍼(こどもはり)

2018-06-09 09:29:18
当治療院のHPをご覧いただき、誠にありがとうございます。
 
最近『子供にも大人と同じ様に鍼するの?』『大切な子供の症状を何とか治したい』という問い合わせが増えてきましたので、今回は当治療院で行っている小児鍼(こどもはり)の説明をさせて頂きます。当治療院の有る大田区蒲田の駅前や駅周辺、近隣の池上、下丸子、雑色、六郷、萩中、大森等々では、小児鍼(こどもはり)をする治療院は少ないですので、『痛くないの?』『どんな治療をするの?』と解らない方も多いと思います。
少々長くなりますが、最後までお読み頂くと有難いです。










◆道具
小児鍼(こどもはり)には色々なタイプがあります。殆どが刺さずに、軽く撫でたり触れたりする鍼です。フェザータッチの気持ちの良い鍼ですし、治療時間も短いですのでお子様はじっとしている事が多いですよ。
※とは言っても、大事なお子様の治療ですので、気になる方は当院にお越し頂けば、お試しで(無料で)親御さんに施術をします。お気軽にお越し下さい。













●↑写真左:大師流(だいしりゅう)小児鍼。専門学校時代に出会いました。鋼鉄製。
当時2歳の長女の夜泣きがひどく、妻の睡眠時間が激減していました。共働きなので、仕事と家事と初めての育児で妻は疲労困憊でした。何とかしないと・・・と思っている時、専門学校の先生から大師流小児鍼の事を教えて頂き、講習会に参加し、練習を重ね、治療し、夜泣きは治りました。その後も発熱や腹痛、便秘と様々な症状に対して治療して治してきました。今年中学3年生になるので大人と同じ鍼をしています。
次女は今年小学3年生になりますが、生後1週間から治療しているので、長女より発熱も少なく、丈夫な気がします。次女には健康管理の為、毎週治療をしています。













●↑写真中:てい鍼。専門学校時代に自分で作った、銀製のはりです。
●↑写真右:てい鍼。専門学校時代に購入した、ステンレス製のはりです。
他にもローラーの付いた物等、沢山種類はありますが、当院でメインに使っているのが大師流小児鍼です。
 
大師流小児鍼は鋼鉄を焼き入れして作る為、とても刺激の強い鍼です。国家資格を持っているはり師でも、練習せずに施術するとドーゼオーバー(一時的に症状が強くなったり、だるくなる等の“鍼あたり”の症状)になる事もあります。お子様は自然治癒力が旺盛ですから、弱い刺激でも症状を改善させる事が出来ます。刺激の強い鍼を使ってフェザータッチの気持ち良い、弱い刺激で短時間で施術出来る様になるには練習が必要不可欠です。その為、大師流小児鍼は講習会に参加しないと購入する事が出来ません。院長の私は3年間講習会に参加し、準スタッフ(講習会受講者に使い方を教える人)になった事もあります。業界歴15年目の今も練習は定期的にしています。












↑手の平サイズで、お子様からは鍼が見えない様に施術します。↓













◆治療
年齢:生後1週間から12歳まで(小学生以下)。
時間:約5~10分
お子様は自然治癒力が旺盛ですし、強い刺激の鍼を使ってフェザータッチの気持ち良い、弱い刺激で施術しますので、この程度の時間でも十分効果は表れます。
料金:¥500 ※初回半額¥250
施術部位:頭、背中~腰、胸~腹、手、足と全身を軽く撫でる様に施術していきます。
メカニズム:“皮膚は内臓の鏡”とも言われています。皮膚への軽い刺激が自律神経に伝わり→その刺激が脳に伝わり→脳から身体全体に神経や臓器を活性化させる命令が伝わります。
結果的に、
・大脳の発育を促進し、“頭の良い子”に。
・内臓の発育を促進し、“丈夫で健康な子”に。
・自律神経作用を促進し、“情緒の安定した子”に。

なっていきます。

↓大人と違い、脈ではなく“静脈血管の色”で身体の状態を診ます。





















◆適応症
疳の虫(かんのむし。夜泣き、噛みつき、キーキー声等)、病院で小児神経症と呼ばれる症状。
夜尿症、小児喘息、アレルギー、発熱、健康管理等々。
気になる症状は、お気軽にお問い合わせ下さい。













ちなみに、大人の治療でも小児鍼を使う事もあります。
通常の刺す鍼灸(はりきゅう)だと刺激が強すぎる方や、残鍼感(鍼を抜いても、まだ刺さっている感じ)が取れない時等、小児鍼(こどもはり)は年齢を問わず使う事が出来ます。

関西では小児鍼(こどもはり)はメジャーで、月1回は健康管理で治療を受ける習慣もあります。
まだまだ関東では浸透していないですし、ご存じの方も少ないですが、大人同様に素晴らしい治療効果があります。

これからも、沢山のお子様に施術して、大切なお子様達の笑顔を増やしていきたいと思っています。
 
最後までお読み頂き、誠に有難う御座いました。
ご来院、心からお待ち致しております。
 

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